バイオ燃料は、海上貨物輸送におけるCO2排出量を実質的に回避する有効な手段です。従来の化石燃料に代わる新たな選択肢について、ご紹介します。バイオ燃料は何からつくられて、 どのように機能するのでしょうか?
気候目標を達成するためには、クリーンで再生可能なエネルギー源の利用が急務です。 海上輸送全体で、年間平均約10億トンのCO2を排出しています (Fourth IMO GHG Study 2020) 。 これは世界全体の排出量の約3%に相当します。
バイオ燃料は、海上貨物輸送におけるCO2排出量を実質的に回避する有効な手段です。
キューネ・アンド・ナーゲルのバイオ燃料コンセプト
- キューネ・アンド・ナーゲルのバイオ燃料のコンセプトは 「廃食油メチルエステル(UCOME)」と呼ばれる第2世代のバイオ燃料をベースにしています。
- 完全に追跡可能なバイオ燃料船をお客様の貨物に割り当てます。
- マスバランスコンセプトと呼ばれる実用的なアプローチで、お客様のサプライチェーン全体のCO2排出量を実質的に回避することができます。マスバランスコンセプトとは、特定の船舶でバイオ燃料を使用し、削減したCO2排出量を特定の貨物や製品に割り当てることです。
- 主要な石油価格基準に沿った透明性の高い価格設定方法を採用しています。
- キューネ・アンド・ナーゲルは、主要キャリアと直接協力して、このコンセプトをお客様に提供します。
バイオ燃料を使用する利点は何でしょうか?
お客様のメリット :
- 自動的に90~100%のCO2排出を回避します。
- 環境保護に対する貢献度が高い製品としてラベル表示が可能です。
- 完全な燃料トレーサビリティを確保します。
- 「食糧を原料として使用しない」:UCOMEでは農地を必要とせず、食糧栽培を推進します。
- 「証明書」:認定された団体によって発行されるお客様専用のCO2削減証明書を発行します。
今日からバイオ燃料を使用した貨物輸送を始めましょう。
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