私たちは、パートナーと協力のもと、気候変動に対処するための持続可能なソリューションに投資しています。物流における脱炭素化の実現にあたっては、SBT(科学的根拠に基づく目標)に沿っています。私たちの目標は、すべての人にとってより健康的な未来を創造することです。
Kuehne+Nagel International AG 最高経営責任者(CEO)ステファン・ポール
わたしたちの未来を確実に住みよいものにするために、地球環境を大切することは、いま私たちが取り組まなければならない重要なテーマです。
海洋酸性化と地球温暖化は自然の生態系に壊滅的な影響を与え、地球上の生き物を危機に陥れています。私たちはこの現実を変える必要があります。ロジスティクス産業が生み出すCO2排出量は世界全体の約8%を占めています。
当社は業界の第一人者として、輸送時における自社のCO2排出量を積極的に削減しつつ、CO2削減を目標とするお客様をサポートするためのソリューション提供により、全体的なCO2排出量の割合を下げることに取り組んでいます。
輸送時のCO2排出量削減に関する当社の主要な目的:
- >全てのオペレーションにおいて効果的なCO2マネジメントを実行する
- 環境に優しいソリューションと製品(サービス)をお客様に提供する
- 環境基準に基づいた物流サービスを調達する
当社の持続可能性の目標
世界中に拡がる当社の全ての輸送・物流サービスにおいてCO2の削減に取り組んでいます。目標達成に向けた2つの主な目標:
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2020年までに当社による直接的なCO2排出を完全にカーボンニュートラル化すること(GHGプロトコルlスコープ1および2)
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2030年末までに当社、協力会社、およびお客様によるCO2排出量を33%削減します。(GHGプロトコルのスコープ3)
ゼロカーボン実現のために当社が掲げている事は、お客様のサプライチェーンにおけるCO2排出量を削減するためのソリューションを提供しながら、その責任を果たすことです。当社では、より持続可能性に優れた輸送経路と輸送モードを選択可能にするために、ビッグデータと予測分析に加えて、各種デジタルプラットフォームを活用しています。
輸送時のCO2排出量を削減するために、当社は以下のような取り組みを行っています。
輸送業界、パートナー企業、そして顧客は、パリ協定の目標達成には脱炭素化が不可欠であるという事実を認識する必要があり、キューネ・アンド・ナーゲルは脱炭素化を積極的にサポートしています。パリ協定の目標とは、世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をするというものです。
持続可能な未来を実現するためのパートナーシップ
当社は、ヨットレースのチーム・マリジア(Team Malizia)とともに、世界中のCO2排出量を削減し海洋の環境改善に貢献することで持続可能な未来に向けて努力を続けています。チーム・マリジア(Team Malizia)は、レースと平行して海洋でCO2の計測を行っています。セーリングヨットは「seaexplorer」と命名されています。これは、多くの輸送サービスレーンのCO2排出量を表示する当社の海上貨物輸送のためのオンラインプラットフォームと同じ名前です。
サステイナビリティ目標を達成するために
ゼロカーボン達成のために必要なものとは、 可視性、回避、CO2削減、オフセット(相殺)の実現です。
可視性:環境に配慮した選択を行うためには、サプライチェーンの各段階でのCO2排出量をより確実に把握する必要があります。当社のデジタルプラットフォームをご利用いただければ、お客様は輸送ルートを最適化しつつ、CO2排出量が最も少ないサービスを選択して環境への影響を低減できます。詳細については、当社のCarbon Calculator、またはseaexplorerをご覧ください。また、当社のお客様は自社製品の輸送に伴う推定CO2排出量について完全な透明性を得ることができます。
回避と削減:CO2排出の回避と削減のための任務は、データ解析の活用やトレーニングプログラムを通じて、チームレベルで環境意識を維持し高めることから始まります。そしてモーダルスイッチ・ソリューション、より効率性に優れた輸送ルートの導入、バイオ燃料や再生可能エネルギーの使用などが実行されます。
カーボンオフセット:当社は、国連の持続可能な開発目標(SDGs目標)に則った取り組みとして認証されている自然ベースのオフセットプロジェクトに投資しています。これは、CO2排出がもともと不可避であるという前提のもとでの削減策です。カーボンオフセットとは広く知られたメカニズムであり、回避が難しい貨物輸送時のCO2排出量を相殺することができます。当社のお客様にもご利用いただけます。
是非ご検討ください。これらのお客様は、自社の輸送に伴うCO2のニュートラル化に向けた当社との取り組みに満足しており、評価しています。
カーボンオフセットおよび当社が投資している環境プロジェクトについての詳細はこちらをご覧ください。